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ソフトファニシングとタッセル教室、インテリアデザインのトリニティ

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◆ 10月下旬に開催された「With Curtains – Fabrics Makerが提案する2007トレンド」
に行ってきた。ズバリ、今年に引き続き形も柄も「シンプルモダン」以上、って感じ。これはあくまで、「ファブリックス」の話であり、インテリア全般については、また別であるが・・・。

そういえば英国にいた時、某カーテンメーカー兼パブリッシャーの研修に参加した時の講師も同じことを言っていた。カーテンで言うこのシンプルモダンの流行はブラインドに代表され、カーテンサミットなるものが開催された時、各メーカーは生地が売れなくて困っていることが話題になったと聞いた。確かに、装飾的な飾りが排除されれば、生地の使用量も自ずと減っていくのもうなずける。。

◆ 日本のトレンドは誰が作っているのか?
日本大手7社の各メーカーの説明の強調ポイントとして、必ず素材や機能面(防炎、Washable, 遮音etc.) に力点がある。うーん、やはりこの辺はどの業界にも当てはまるのかもしれないが、デザインより機能面の説明が重視されるところは、実に日本的だなぁと感じた。

説明が進むにつれ、ふと疑問に思ったことは、布の柄のデザインという観点において「日本は果たしてインテリア・デザイナーが流行を作っているのか、それともメーカーが作っているのか、どっちなんだろう?」。明らかに欧米の流れに追随していることは理解できたが、 日本人デザイナーの名前は一言も出てこなかった。皆、企業の中でのデザイナーとして頑張ってるんだろうか?  英国では、インテリア・デザイナーやデコレーターが家具やファブリックスを発表している人が沢山いる。Nina Campbell, Jane Churchill, Kelly Hoppen・・・etc. ファッション業界には、世界を代表する日本人デザイナーが何人かいるけど、インテリア・デザイナー、テキスタイル・デザイナーの名前やブランド名はあまり聞いたことがないということに気がつく。
 

◆ 日本のモチーフとデザイン
英国では様々なファブリックを山のように見た。そこで一番驚いたことは、2006年の傾向でみると、日本のモチーフが沢山使われているということだった。 鶴、牡丹の花、はたまた「見返り美人図」(菱川師宣筆(ひしかわもろのぶひつ))というモチーフが新作の中にあるのには驚いた。

日本人デザイナーがやっているのか確認はしなかったが、市場に出てくるということは消費者に受け入れられると確信してのことだろう。1800年後期、世界万博に出展した日本の浮世絵が、モネらフランスの画壇に影響を与えたジャポニズムが今なお息づき、現代においても「日本の美」を意識しているように感じられる。あの有名ブランド、ルイ・ヴィトンのモノグラムも、日本の紋章をイメージしてデザインされたものであることをご存知の向きも少なくないだろう。
近い将来、日本人の手による日本のモチーフを用いたデザインが世界に発信する日がくることを期待しているのは、果たして私だけなのだろうか・・・・?



2006/12/06 記載
 

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